刺さるメディアとは欲求にピンポイントでなければ伝わらない?

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実験しながら生きていこう。
 
そんな悠長な事は言ってられないけど、何があるかわからない人生。
 
楽しく生きなきゃだめでしょう。
 
で、どんな実験をしていこうと考えた結果、マーケティングについて考えながら実験したい(自分自身でも試したい)と思ったんですよ。
 
今時代は、スタートアップやフリーランスなど雇われない生き方を実践する人も増えている。
 
人に刺さるメディアとは何だろうか。どういったことが人に刺さるメディアなのか考えてみたくなったわけです。
 
誰に向けてのことなのか。
 

人に対してなのか?自分自身に対してなのか?と考えた時に、もしかして承認欲求に変わることなのかもしれないということで承認欲求について調べてみることに。
 
欲求に関する話題では「マズローの欲求の5段階説」が切り離せないものになる。
 
 

マズローの欲求の5段階説

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欲求には段階があるという話なのですが、簡単に言うと欲求を満たせば次の欲求へと移行するという話のようですね。
 

1.生理的欲求

人が生きていくために求める欲求。
 
睡眠や食欲など生きていくために欠かせない欲求の底辺というわけです。
 
これを生理的欲求というわけですが、例えば喉の渇いた人にお茶を売ることができればそれはかなりの確率で売れます。
 
しかし、これはあくまでも喉の渇いた人にだけ売れるわけであって、喉が渇いていなければ売れません。
 
私たちの住む日本では物があふれある程度満たされた世の中ですよね。
 
こんな中では生理的欲求を満たせていない人は少ないのです。
 

2.安全欲求

 
生理的欲求が満たされた後は、場所を求めると言われています。
 
”食”を満たした次は、”住”を求めるのです。
 
体の生命維持の段階から、体そのものを外敵から守ろうとするように欲求のレベルも変わってくるわけです。
 

3.親和欲求

 
安全欲求が満たされたとしても、次に欲する欲求は自分の周りに誰かを囲っていたい。
 
一人でいたくない、仲間が欲しいという思いです。
 
体を守れるようになってくると今度は、周りに人を作って孤独を消したいという思いに移行するわけです。
 
普段の生活の中でも一人では生きたいけないなと感じることは多々あります。
 
そういったときも親和欲求が働いている証拠なんでしょうね。
 
私たち人間は昔から群れをなして生きてきたわけですから、その結果が今私たちが生きている証でもあるとすればわかる気もします。
 

4.承認欲求

 
これは、他人や社会から認められたいという欲求です。
 
仲間の中で目立ちたい、個人として認められたいというもの。
 
周りと比べて自分が優位でいたいという思いが承認欲求なのです。
 
親和欲求で仲間を作りたい、そしてその中でも優位に立ちたいという承認欲求が出てくるのは自然の流れなわけですね。
 
 

5.自己実現欲求

 
欲求の一番上がこの自己実現欲求です。
 
人格発展のためのものでもあるのですが、例えば、自分がどこまでやれるのか試してみたいですとか、自分の限界が知りたいという思いがこの欲求にあたります。
 
 
 
このように人間の欲求は、次から次へと現れてくるものです。
 
欲求の段階はあってもその欲求が求める場所というのはそれぞれです。
 
その欲求にあった訴求をしなければ人には伝わらないということになります。
 
喉が渇いたという人に、いい住まいがあるからどうですか?
 
なんて的違いなことをしてしまえば、刺さるわけないですよね。
 
 

マズローの欲求の5段階説の本質と見極め

 
欲求に合わせた訴求ができなければ刺さらない。
 
健康食品が欲しいという人がいて、安全承認して欲しい人は健康面を考えた訴求。逆に自己実現欲求が強い人は自分を高めるために健康を損ねることで起きるリスクを先に抑える。
 
といったように、「商品の訴求ポイント」は相手によって全く違ったものになるわけです。
 
私たちは、自分欲求を満たし「理想のカタチ」になるために投資し、商品やサービスを購入するわけです。
 
ターゲット戦略は重要で、攻め方を間違えれば伝えたい人には伝わらずズレはいつまでたっても埋まりません。
 
ですので、最初の段階の見極めが重要になるはずです。
 
求める人に欲しい情報を提供できるメディアを目指して実験は続く。
 
 
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