プロモアマも関係ない。掛け値なしのグローブ愛。

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スクリーンショット 2016-05-24 10.59.16
 
「Donaiya(ドナイヤ)」といなのグローブをご存知ですか?
 
いやー初めて聞きましたが何気に良さげなので少し調べてみました。

ドナイヤってどんなもの

 
社員はたった一人のグラブプロデューサーである村田裕信社長が作ったグローブメーカーです。
 
設立は2010年9月で、大阪府東大阪市に個人メーカーとして立ち上げられた。
製造は、国内の工場に委託しているが、グラブの品質保持のために最高級の素革を使用し少量生産で作っている。
 
社員が1人のため社長である村田さん一人が、営業、納品、アフターケア、出荷などほとんどの業務をこなす。
 
大量販売しないことがモットーで、販売拠点は関西から九州方面が主。
 

面白いネーミングの元

 
ドナイヤのネーミングを元ヤクルトの池山氏が決めたという話。
 
もともと「ドリームエージェント」という名前で商標登録しようとしたところ実は別の会社に使われていた。
ロゴマークの商標は取れていただけに「DA」の頭文字を使う必要が出てきたわけです。
 
ここからは宝探しのようなものです。
名前が決まってロゴを作るというなら話はわかるのですが、ロゴの頭文字に屋号を当てはめていかなくてはいけないので大変だったはずです。
試行錯誤の中、会話のやり取りからあれはどうだ、これはどうだと意見を交わしていましたが上手くいかない。
そんな掛け合いの中で「どないやねん」という自分のツッコミに反応した池山氏。
 
その時「Donaiya(ドナイヤ)」が生まれた瞬間でした。
 
エピソードしては最高ですよね。
関西の人って面白いなとつくづく思います。こんな言葉尻のからの発想なんてそうそう思いつきませんからね。
 
そして、面白いのが村田さん本人は「Donaiya(ドナイヤ)」をあまり気に入っていなかったらしく商標申請をドナイヤ含めて20個くらい出したそうです。
 
しかし、商標が取れたのが「Donaiya(ドナイヤ)」のみ。
 
ここまでくれば腹をくくるしかありませんよね。本当に笑い話のようなホントの話なのです。

プロ野球選手のグローブって・・・

 
プロ野球選手の中には「Donaiya(ドナイヤ)」のグローブでありながらロゴだけを契約したスポンサーのロゴを張って使っている選手もいるとか。
 
みんな口を揃えて言うのが、「使い心地が良くて」「ボールが吸い込まれる様」という意見。
プロがそういうんだったら間違い無いんでしょうね。
ちょっと使ってみたくなります。
 

バット担当がグローブ⁉︎

 
村田さんの経歴が面白い。
 
もともとウィルソンで用具開発やプロ担当をしていたそうなのですが、金属バットを日本版に改良する仕事をしていたというからビックリだ。
その後にグローブ開発に携わったそうです。
 
ウィルソン自体はアメリカメーカーなのでグローブもそのまま販売していた。そこで日本人向けのグローブを作ることがきっかけでグローブにのめり込んでいったとか。
 
試行錯誤の日々があり、いいグローブを作りたい一心で必死にもがいていたそうです。
 

3つのタイプしかない

 
村田さんの持論なのでしょうが、プロであれアマチュアであれ捕球するポイント、ポケットの癖は3種類に分けられるという考えです。
それは捕球しなくてもグローブに手を入れてみればわかるそうです。
 
しっくりくるものがあればエラーが減る。昔からグローブは手の一部だぞと言われてきました。
 
確かにしっくりとくれば捕球できる確率は増えるかもしれません。
そこが長年培われたものでしょうね。
 
「DJIM」「DJIK」「DJII」この3型自分にはどのタイプがしっくりくるのか試してみたいものです。
 

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感想(1件)

 信念は曲げない

 
「お金儲けではない」プロが使うものと同じものを使って欲しい。
品質重視の考え方に変わりはないようです。
 
工場で大量に作ることはできるけども、出来上がったわが子のようなグローブを村田さんは1つ1つ手にとって検品するそうです。
 
まさにグローブ愛ですね。
 
利益を追求されるあまり自分たちの礎を失っていく企業が多いなか、「Donaiya(ドナイヤ)」は慢心することなく飽くなき探究心を持って野球をただ愛する人に最高のものを届けたいとする気持ちが企業の原動力なので頭が下がります。
 
そんな「Donaiya(ドナイヤ)」のグローブだからこそ余計に使ってみたい。
 
 
 
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